水槽
Director: Koki Fujinaka | Actor: Mitsuhiko Ito, Hikaru Hara | 2022 | theater
多くの演劇作品は上演の前に観客にさまざまな指示を与える。「椅子に座って静かに鑑賞する」「スマートフォンや携帯電話の電源を切る」といったものだ。観客は鑑賞する主体でありながら、劇場や演出家によって身体的な拘束を求められ、受動的に上演に巻き込まれることになる。
本作は上演芸術が抱えるこうした問題に自己言及をしながら、物体としての身体に着目して非対称なコミュニケーションを描く。例えば性行為や妊娠といったモチーフは私たちが物体である以上避けられない受動性を示唆する。また、背後から俳優に呼びかけられたり人形に見つめられるなどの演出は、観客の劇に対する関わり方を問う。
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発表
2023  『「劇のやめ方」第二期修了発表会』/グループ公演/美学校スタジオ /東京
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